所 在 地 | 鳥羽市松尾町519 |
電話番号 | 0599-55-0061 |
本 尊 | 十一面観世音菩薩 |
宗 派 | 高野山真言宗 |
真 言 | おん まか きゃろにきゃ そわか |
開 山 | 行基菩薩 |
開 創 年 | 天平二年(730) |
縁 起 | 当山は海抜336mの山上にあり、その昔倭姫命が皇大神を最初にお祀りした霊地といわれる。本尊の十一面観音は相差の海より鯨背に乗って現われ、この寺に遷されたと伝えられる。天平二年(730)聖武天皇は東大寺建立に当り伊勢神宮に参詣。時に「青峯山に霊験あらたかな観音像あり、この地に伽藍を建立し尊像を安置すれば直ちに所願成就すべし」との霊夢を蒙り、早速行基を遣わし一伽藍を建立し、正福寺と名付けられた。その後大同二年(807)平城天皇の綸旨をうけ真言宗に改宗せられた。当時は三十余坊もあったが、のち一時衰退し、貞享年中(1684〜88)に僧弁竟が再建して中興の開山となる。由緒深き本尊十一面観音は、後に勝宝元年(749)菩提法師により、丈二尺八寸の本仏を造り、尊像をその腹中に納め、三重の宝箱を容れ秘仏とされた。本尊の霊験著しく開山以来幾つかの海難を救い、海上関係者の信仰厚く、海上守護第一霊峰として広く知られ、旧暦正月十八日の御船祭大会式には、全国から参詣者が集る。 |
みどころ | 境内には本堂、聖天堂、大師堂、如意輪堂、弁天堂、など建ち並び巨刹のたたずまいを見せている。本尊十一面観音立像をはじめ、各堂には計数十体の尊像が祀られている。また当山には非常に多くの仏画、経巻なども所蔵されている。絵馬堂には感謝の絵馬が多く奉納されている。山門は三十年を要し、文化年間に完成したもので、堅牢で彫刻の美は稀にみる優品。山門前の大灯籠と共に市の指定文化財である。山内には、行基の座禅石、灯明岩、護摩岩など由緒ある霊跡が点在している。当山は東海三十六不動尊第二十三番霊場、伊勢西国三十三カ所番外霊場である。 |
年中行事 | 1月1日〜3日 修正会
2月節分の日 年祭、一年御祈祷開白、節分会
旧暦1月18日 大会式、御船祭
旧暦2月午の日 初午会
旧暦7月18日 夏会式、おぼん会
毎月旧暦18日 観音御縁日 |
交 通 | (公共交通)近鉄松尾駅より徒歩60分。
(車)国道167号線松尾駅踏切より1km、上之郷駅踏切より的矢線に入り2kmにて登山口に入る。 |
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