所 在 地 | 鳥羽市河内町539 |
電話番号 | 0599-25-3035 |
本 尊 | 虚空蔵菩薩 |
宗 派 | 真言宗御室派 |
真 言 | なうぼう あきゃしゃ ぎゃらばや おん あり きゃまり ぼり そわか |
開 山 | 不詳 |
開 創 年 | 天長二年(825) |
縁 起 | 寺伝によると天長二年(825)弘法大師が朝熊山金剛証寺を創建の時、その奥の院として御自作の虚空蔵菩薩を安置し、求聞寺法を修めた寺であると伝えられている。のち永い間寺運は衰微したが、正平十八年(1363)に至り、雲海上人が寺格を回復し、中興開山された。本堂は永禄四年(1561)の建立で室町時代の特色をよく表し、国の重要文化財に指定されている。天平年間(1573〜92)には九鬼嘉隆が鳥羽城築城の際、地鎮祭を行い以後祈願所となった。慶長十年(1605)城主守隆公寄進による鎮守堂は、桃山時代の特徴を表し本堂と共に国の重要文化財になっている。三宝荒神像は県指定文化財。鎮守堂勧進帳等三巻は室町後期の書跡として市の文化財に指定されている。このほか本堂、鎮守堂に多くの仏像が安置されている。また両界曼荼羅図等仏画、絵画、古文書がある。近年本堂の修築が行われたが、所蔵される寺宝は一層輝きを増し、千年余の寺歴、法脈は綿々と受け継がれ、今も厄除招福祈願など参詣者が多い。当山一帯はコツブガヤや、イスノキの巨木をはじめとする深い森に覆われ、その樹叢は三重県南部の原生林を伝えるものとして県の天然記念物に指定されている。一月十三日の鬼子母神子育祭は有名である。 |
みどころ | 本尊厨子須弥壇の彫刻は美術的価値高く見事なものである。本堂内の欄間の壁画には極彩色の仏画、外陣の天井絵には牡丹、天女、鳳凰、桐唐草などが画かれ往時の雰囲気を偲ばせる。襖に描かれた板戸の絵は江戸初期の作で市の指定文化財。重文の鎮守堂はこけら葺の一間社流造といい、屋根の曲線美が特徴である。大師厨子の屋根は「錣葺」と呼ばれ珍重なつくりである。当山一帯の森には野鳥も多く、自然の中に庫蔵寺がある。周辺の山道はハイキングに多く訪れる。 |
年中行事 | 1月13日 鬼子母神子育祭 子授、愛児成長祈願
毎月1日、16日 聖天尊縁日
毎月13日 虚空蔵菩薩縁日
毎月22日 弘法大師縁日
護摩祈祷、厄除招福等諸祈願を随時施行。 |
交 通 | (公共交通)近鉄加茂駅又は船津駅より徒歩60分。
(車)国道167号線金剛証寺霊園看板より西入り2.5km、墓地事務所より徒歩1km。 |
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