所 在 地 | 松阪市美濃田町897−1 |
電話番号 | 0598-58-2616 |
本 尊 | 薬師如来 |
宗 派 | 真言宗御室派 |
真 言 | おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
開 山 | 伝教法師 |
開 創 年 | 桓武帝御宇(781〜806) |
縁 起 | 縁起によれば、当山の草創は垣武天皇(在位781〜806)の勅願により伝教大師の開創に係るものと伝える。大師は自ら薬師尊像を刻みこれを本尊として安置せられた。爾来朝廷の助力もあり寺運は栄え、文明年中(1469〜87)には多気国司北畠政具が寺領を寄進、祈願所に定められた。また村民の信仰も盛んであったという。しかし永禄十二年(1569)織田信長の大河内城攻めの時、堂宇は灰燼に帰してしまう。奇跡的にも本尊は難を免れることができたが、寺運は衰退の止むなきに至った。本尊は江戸初期に修復され今日に伝えている。正保元年(1644)に僧真覚が再建。宝永七年(1710)陶螢素範が中興開山される。この時真言律宗であったが、現在は真言宗御室派に属している。境内に銅の宝塔が建っている。一切秘密宝篋印陀羅尼塔である。敏太神社に接して大仏殿があり、阿弥陀大仏が安置されている。これが市の指定文化財になっている「美濃田の大仏」である。この大仏は中興一世の陶瑩が造立を思い立ち、村の有力者や三世の静室が尽力し、元文四年(1739)に祀られたのが始まりと伝える。敏太神社、大仏殿、真楽寺が並ぶ当地一帯は往古の趣が醸し出されている。美濃田の里に佇む古刹は、近在の信仰を集め今日に及んでいる。 |
みどころ | =美濃田の大仏=
大仏殿は正面四間、側面三間の二層造り、東大寺の大仏殿を模しているといわれる。大仏は腰のところで定印を結ぶ銅製の阿弥陀如来坐像。大仏を支える蓮華の台座石が立派である。鎌倉時代に作られた木造の大仏は、織田信長の兵火により焼失し、現在の大仏は江戸時代中興一世の陶瑩和尚の発願により、十三年間(六代の住職)を要し完成した。資金難から大仏に心を寄せる人々は街道へ小屋がけをし、伊勢参宮の人々に寄進をお願いした、と伝えられている。作者は紀州粉河の鋳物師峰屋平右衛門正勝である。大仏にまつわる祭典などはなく、参詣の人々は静かに訪れ黙々と祈り、静かに帰っていく。近年大仏殿は修復整備された。 |
年中行事 | |
交 通 | (公共交通)近鉄JR松阪駅より三交バス、小阿坂下車徒歩15分。
(車)伊勢自動車道松阪ICより東1.5km。 |
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