所 在 地 | 松阪市中町1952 |
電話番号 | 0598-21-0965 |
本 尊 | 如意輪観世音菩薩 |
宗 派 | 高野山真言宗 |
真 言 | おん はんどめい しんだまに じんばらうん |
開 山 | 行基菩薩 |
開 創 年 | 天平十五年(743) |
縁 起 | 古資料によれば、天平十五年(743)聖武天皇は伊勢神宮へ行基を遣わし、奈良大仏建立の神勅を奉伺せられた。行基は霊告を蒙り当地方に四ヵ寺を建て、本尊に如意輪観音を祀り、事業達成を祈願なされた。当山はその内今に残る随一の霊場である。さらに、本尊より「無事達成を守護する」とのお告げを感得。その旨天皇に報告。天皇は四十二歳の厄年にあたり、本尊如意輪観音を宮中に迎え厄除祈願の上、伽藍造営を詔勅され、如意輪院の勅額を下賜せられた。当山が日本最初の厄除霊場といわれる所以がここにある。天平勝宝二年(750)大洪水被害のあと、再建なされた継松法師の名にちなみ、寺号を継松寺と称することになったと伝える。延暦二十一年(802)弘法大師が当山に逗留され、不動明王、毘沙門天王を刻み本尊の脇侍として祀られた。この大師との仏縁により真言宗の寺院となった。天正九年(1581)松坂城主蒲生氏郷より寺地を拝領し、飯高郡石津郷より現在地へ移った。この時今の継松寺が始まった。時の住僧政算上人を中興第一世とし、今日に至っている。平成九年八月、二百三十年ぶりに本堂及び隣接する堂宇、山門等解体大修理が施行された。今回の修築工事で往昔の棟札、上棟の際に使われた矢、五穀の入った皿などが発見され、寺歴を知る貴重な資料となっている。当山は通称岡寺観音と呼ばれ、厄除の観音霊場として広く親しまれている。三月初午の日前後三日間にわたる厄除初午大祭は、当山最大の行事で参詣者が群集する。また当山は古来より詩人墨客が多く訪れ、池大雅などの筆跡が多数残され、韓天寿の墨帖岡寺版は書家の賞賛の的となっている。当山は東海新西国三十三カ所第二十番霊場、伊勢西国三十三カ所第八番霊場、東海三十六不動尊第二十六番霊場になっている。 |
みどころ | 厄除観音として知られる当山は毎年3月の初午の日を中心に、3日間初午大祭が行なわれるが、伊勢路に春を呼ぶ行事として松阪の三大祭りにも挙げられ、厄年の方を始め多くの参拝者でにぎわう。周辺には数百の露店が並び名物のねじりおこしやさるはじきなども売られる |
年中行事 |
1月1日 |
新年祈祷会 |
2月節分の日 |
節分星祭祈祷会 |
2月初午の日 |
二月初午 |
3月初午の日 |
前後三日間初午大祭・厄除大祈祷会 |
8月9日、10日 |
四万六千日会式(通夜) |
毎月1日、18日 |
本尊御縁日 |
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交 通 | (公共交通)近鉄JR松阪駅より徒歩5分。
(車)国道23号線松阪駅北鎌田より南西入り1km。
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