所 在 地 | 多気郡多気町長谷202 |
電話番号 | 0598-37-2198 |
本 尊 | 十一面観世音菩薩 |
宗 派 | 真言宗山階派 |
真 言 | おん まか きゃろにきゃ そわか |
開 山 | 飯高宿禰諸氏 |
開 創 年 | 仁和元年(885) |
縁 起 | 仁和元年(885)当地の豪族、飯高宿禰諸氏が光孝天皇の勅願寺として、建立されたもので、本尊の十一面観音立像(木造、古色、像高6.6m、平安後期)は奈良長谷寺、鎌倉長谷寺と共に一本の樟から刻まれた三観音像の一つと伝えられ国の重要文化財に指定されている。本堂は天文六年(1537)真海上人が五十年の歳月を要し、天正末に再建された。その後元禄三年(1690)大雨洪水で堂宇は大破損し、元禄七年(1694)快舜によって現在の本堂が再建された。村の守り仏として多数の信者を有し、伊勢神宮に近いということで「近長谷寺」と改称されたのも、この時代のことと伝えられる。当山の「実録近長谷寺造営資材帳」は平安時代における南伊勢の土地の様子を知る唯一の資料であり、国の重要文化財に指定されている。また平安中期の大日如来木坐像(坐高94.5cm)は創建当初光明寺と称された時の本尊で秀作の尊像。町の重要文化財に指定されている。 |
みどころ | 当山創建の飯高氏とは、奈良時代元正・聖武・孝謙・淳仁の四天皇に仕えた采女を送り出した豪族で、勢和村丹生から産出する水銀で富を築き上げた一族であると「続日本紀」は伝えている。梵鐘は慶安元年(1648)政尊が造立。近長谷寺の扁額は、寛永二十一年(1644)京都智積院能化七世運敞僧都の筆。また当山には、北畠信意、蒲生氏郷、稲葉大夫、藤堂和泉守の寄進状、紀州徳川頼宣公の寛文十年(1670)修補寄進詳記位牌など寺宝が所蔵されている。現在は、近郊近在の観音信仰厚く、とくに二月十八日の例大祭には現世利益祈願の参詣者が多い。当山は平素無住の為、納経印は第七十五番神宮寺でうけられる。伊勢西国三十三カ所第十一番霊場でもある。 |
年中行事 | 1月18日 初観音会、毎月18日 観音例祭
2月18日 春季大会式、本尊開帳、護摩祈祷
8月9日〜10日 四万六千日功徳会
8月15日 施餓鬼法要、17日 虫(精霊)送り会
12月31日 除夜の鐘会 |
交 通 | (公共交通)JR佐奈駅より徒歩60分。
(車)国道42号線勢和多気ICより北進3km。 |
メールアドレス |
jr2uat@ma.mctv.ne.jp |
ホームページ |
http://www.ma.mctv.ne.jp/~jr2uat/temple/hase.htm |
写 真 |
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