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第七十五番 丹生山 神宮寺 成就院

にゅうざん じんぐうじ じょうじゅいん

所 在 地多気郡多気町丹生3997
電話番号0598-49-3001
本  尊十一面観世音菩薩 宗  派真言宗山階派
真  言おん まか きゃろにきゃ そわか 
開  山勧操大徳 開 創 年宝亀五年(774)
縁  起宝亀五年(774)光仁天皇の勅により勧操大徳が開山なされた。弘仁年中(810〜24)唐から 帰国の弘法大師が伊勢神宮参拝の折、当山に立寄られ、師である勧操大徳の開山と知り、大師はかねてより高野山に伽藍建立の計画があったが、「先ずこの地に仏閣を建立し衆生を救わん」と発願、弘仁六年(815)七堂伽藍を完成された。大師堂に安置の弘法大師像は大師四十二歳の自画像で再度の兵火にも免れ、今日なお厄除大師と呼ばれ、霊験あらたかに鎮座している。金銅仏の不動明王も大師の作といわれ、護摩堂に安置されている。薬師堂には薬師瑠璃光如来を祀る。本堂(観音堂)は貞享元年(1684)の再建で、開創以来の本尊十一面観音を安置する。当山は幾度か災禍を受けているが、慶長年中(1596〜1615)には良心僧正が、貞享年中(1684〜88)には良範僧正らが再建し、広い境内に建つ多くの諸堂が残されている。心と健康の女人高野・丹生大師さんと親しまれ、参詣者は甚だ多い。 
みどころ高い構造の仁王門は左右に金剛力士、持国天、多聞天を祀り雄大な山門である。境内には緑、水の流れあり、花ありで四季折々の風情を味わい、諸堂を巡拝するとよい。大師堂へ石段に併行して回廊が設けられている。その昔、高貴な方の参詣の折、この回廊を通り大師堂へ、外敵防護の施設だったらしい。県下でも唯一のものであろう。承安二年(1172)作の寺宝の経筒は県の文化財である。
当山は伊勢西国三十三カ所第十二番霊場
東海三十六不動尊第二十四番霊場
西国薬師四十九第三十五番霊場である。
年中行事1月1日〜3日 初詣
1月21日   初大師、毎月二十一日大師例祭
2月節分の日  星祭祈祷会
3月      厄除祈祷会
4月21日   春季大会式、柴灯護摩供
10月21日  秋季大会式、開運・交通安全大法会
12月21日  しまい大師
交  通(公共交通)近鉄JR松阪駅より三交バス、射和下車、射和より町民バス。
(車)伊勢自動車道勢和多気ICより国道42号線、丹生おきん茶屋角左折4km。 
メールアドレス jr2uat@ma.mctv.ne.jp ホームページ http://www.ma.mctv.ne.jp/~jr2uat/daisi/daisi.htm
写  真 外観