第七十二番 吉祥山 白性院 善福寺 |
|
きちしょうざん はくしょういん ぜんぷくじ |
所 在 地 | 松阪市嬉野薬王寺町534 |
電話番号 | 05984-2-1022 |
本 尊 | 招福毘沙門天王 |
宗 派 | 高野山真言宗 |
真 言 | おん ばいしら まんだや そわか |
開 山 | 空誉上人 |
開 創 年 | 元亀元年(1570) |
縁 起 | 寺伝によれば、元亀元年(1570)三月空誉上人がこの地に堂宇を建立、一寺を開いたのが当山の開創と伝える。本尊は毘沙門天王である。その昔、武将たちの信仰厚く、武具などを奉納し、武運と国家鎮護の祈願をしたと伝えられ、今もその武具が保存されている。当山も天正の信長伊勢攻めに遭い、焼き討ちされている。幸いにも本尊は近くの山に避難させ、焼失を免れた。と最近になって判明した。その後元禄元年(1688)本堂を再建、正徳二年(1712)には護摩堂が建立され大日如来を安置。本堂には、本尊はじめ薬師如来、弁財天などが祀られている。境内には、山門、護摩堂、観音堂が建てられている。当山はその昔、数十ヵ所の末寺院があったとも伝えられている。薬王寺の地名にみるように薬王寺、青蓮寺という寺院があったが今は廃寺となって、薬王寺の本尊薬師如来は当山に合祀され、青蓮寺の本堂は観音堂として当境内に移された。これらは武運と鎮護を祈り武将が奉納した武具とともに、現在まで残されており往時を語る証とされるものである。本尊毘沙門天立像は、像高約90cm(平安期作)、護摩堂に安置の大日如来坐像は、像高約65cmでいずれも室町期作と推定されている。嬉野町の里に佇む当山は、近郷檀信徒の信仰厚く永い歴史を今日に伝え継承されている。本尊毘沙門天像は、慈覚大師の作と伝えられる。また堂内の礼盤は文明十三年(1481)の銘がある。 |
みどころ | |
年中行事 | 1月2日 毘沙門会式
8月15日 施餓鬼供養
3月彼岸 永代経法要
9月彼岸 永代経法要 |
交 通 | (公共交通)近鉄伊勢中川駅より徒歩40分。
(車)伊勢自動車道一志嬉野インターより約5分。 |
メールアドレス |
|
ホームページ |
|
写 真 |
|
|