所 在 地 | 津市美杉町三多気204 |
電話番号 | 059-274-0716 |
本 尊 | 蔵王大権現 |
宗 派 | 真言宗醍醐派 |
真 言 | おん ばざら くしゃあらん じゃうん そわか |
開 山 | 役行者 |
開 創 年 | 白鳳時代(670項) |
縁 起 | 白鳳時代(670頃)役行者がこの地へ蔵王権現を祀られたのが、当山の草創と伝えられている。平安末期から室町末期(1180〜1570頃)までは蔵王権現の霊場として栄え、平清盛、北畠親房らも参篭したこともあるという。北畠氏の祖、中院通方卿は堂塔を建立されている。山門前には鎌倉期の石仏、石碑が群集しており、当時の隆盛が偲ばれる。正和元年(1312)失火により堂宇全焼し、一時衰退したが文保の頃(1317)滝覚坊が再建復興させた。滝覚坊が完成させたという精進祭流鏑馬は、今も一月四日と五日に古式通り行われている。国司北畠顕能は、信仰厚く念持仏不動尊を納め、一族の祈願所とした。また山門まで約八キロにわたり桜並木を整備された。天正四年伊賀乱の兵火により本堂を残し焼失する。元和六年(1620)祐栄師は地元の氏神(仏)として復興された。慶安三年(1650)榮秀が鐘楼門を造立。明治六年の神仏分離令により寺院となったが、今なお「お宮さん」としての信仰も続いている。大正十四年護摩堂を再建。寺容は次第に整備され今日に至っている。 |
みどころ | 蔵王権現の歴史的雰囲気と、別天地を思わせる桜並木の名勝である。この桜は昌泰年中(899頃)、理源大師が植えられたのが起源といわれ、以来北畠氏の尽力により増植され、今日に伝えている。昭和十七年に樹種及び古木の多いことで、日本随一として文部省指定名勝地になった。山門前の石碑群は、鎌倉時代の石造遺物として県の文化財に指定されている。主なものは、弘長元年(1261)銘の梵字石仏。正安四年(1302)銘の宝篋印塔基礎二基、阿弥陀三尊の梵字石仏、善光寺曼陀羅梵字碑、胎蔵、金剛両界大日梵字仏など。遠近問わず「みたけの権現さん」とよく知られ、修験に参詣に春は桜見物に多く訪れる。 |
年中行事 | 1月4日、5日 精進祭流鏑馬
4月上旬 桜まつり会式 |
交 通 | (公共交通)JR奥津駅より三交バス杉平下車、徒歩30分。
(車)国道368号線杉平より参道入り。 |
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