所 在 地 | 津市納所町903 |
電話番号 | 059-226-6744 |
本 尊 | 十一面観世音菩薩 |
宗 派 | 真言宗御室派 |
真 言 | おん まか きゃろにきゃ そわか |
開 山 | 行基菩薩 |
開 創 年 | 天平十七年(745) |
縁 起 | 寺伝に天平十七年(745)行基により開創と伝える以外明らかでない。古来より伊勢神宮との関係が深く、本堂は安濃郡より神宮への献納米を計量して納めていたことから、御倉堂と呼ばれる。現在の本堂は創建より三回目の本堂で、本尊十一面観世音。脇侍は雨宝童子(天照大神)と明神像(春日権現)で三尊の神仏習合で、脇壇は大聖歓喜天、弘法大師を安置する。霊験あらたかとして信者が多い。慶長五年(1600)当山も関ケ原合戦津城篭城戦で西軍に焼き払われた。現在の御倉堂は津二代藩主藤堂高次が大檀主となり、高野山より宥算大僧都を迎え、寛永十一年(1634)再建された。棟札に明記され、年代の明らかな木造建築では津市内最古のもので市の文化財に指定されている。以来歴代藩主より手厚い保護をうけ寺運は興隆し、祈願祈祷の寺院として信仰を集めてきた。本堂内陣柱は、金箔黒漆塗を施し極彩色で亀甲紋、花鳥、天女が描かれ、外陣は明治初めまでは土足で上がり参拝する広縁であった。聖観音立像(藤原時代)は脇仏不動明王と、三十六歌仙扁額、献納米を計量した古枡四個は市指定文化財である。この古枡は太閤検地以前のもので、律令制時代の土地税制の歴史を知る上に貴重な資料である。このほか十一面観音降臨像(平安時代)、高野四所明神(鎌倉時代)大涅槃図(江戸時代)、仏画、御神田記、安東沙汰文など寺宝を多数所蔵している。平成七年に本堂大修理が行われ、木材は伊勢神宮遷宮の古材が使われた。また生駒山宝山寺を開山した湛海律師は当山より出世した江戸時代の傑僧である。一月、八月の大護摩供には祈願者が多い。 |
みどころ | |
年中行事 | 元旦 初詣
1月17日 修正会大護摩供火渡り
2月節分の日 節分会星まつり
3月初午の日 初午厄除供祈祷。春彼岸法要
4月8日 花まつり、誕生マンダラ公開
8月9日〜10日 十日観音、四万六千日大護摩供
8月24日 地蔵盆会
9月 秋彼岸法会
毎月二十一日 弘法大師御影供
毎週日曜日 読誦会、毎朝 大聖歓喜天浴油秘供修行 |
交 通 | (公共交通)近鉄津新町駅より三交バス・土手下車徒歩5分。
(車)国道23号線津三重会館西入り、県道42号線(津芸濃大山田線)安東大橋100m先左入り |
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