所 在 地 | 津市北丸之内147 |
電話番号 | 059-228-7841,226-7803 |
本 尊 | 延命地蔵菩薩 |
宗 派 | 真言宗醍醐派 |
真 言 | おん かかかび さんまえい そわか |
開 山 | 不詳 |
開 創 年 | 平安前期(820頃) |
縁 起 | 津市史によると「福満寺は往古の大刹なり」と伝えるほか、縁起の詳細は明らかでないが、本尊延命地蔵菩薩立像(木造、古色、像高96cm)は弘法大師御自作と伝えられる。平安時代の作風を示しており、草創は平安前期の中頃ではないかと推定される。往古西町(現北丸之内)にあった頃、寛永時代(1624〜44)の地図には西町の北端に市街に面して大地域を占めている。寛文三年(1663)現在地に移っている。江戸時代には伊勢参宮の往き帰りに本尊地蔵菩薩に道中安全を祈ったといわれ、参詣しないと片参りといわれる程であったという。旧来の本堂、地蔵堂等堂宇は昭和二十年の戦災ですべて焼失した。しかし爆撃前夜、現住職の祖母が御本尊を大八車にお乗せして郊外へ疎開し焼失を免れた。戦後本堂を再建し今日に及んでいる。平成十年墓地に無縁塔を建立。毎月無縁仏の供養が営まれる。平成十一年には本堂傍に動物供養の為の地蔵菩薩像を建立、今後随時ペット供養の回向がうけられる。 |
みどころ | =福満寺の蝋の木=伝説
昔この付近に一匹の犬がいた。ある日某家の魚が紛失した、さては彼の犬めがと、その主人は怒り、犬の歯を抜き取ってしまった。犬は苦痛に堪えず痩せ衰えてきたので福満寺の和尚は深く同情し、寺に預り日々軟らかい食事を与え大事にいたわった。犬は喜び従順に仕えたが、やがて死んでしまう。和尚はこれを墓地の片隅に葬り、ねんごろに供養を施し、「汝犬とて恩は知るであろう、日頃育くまれしことを徳とするならば、世の為、人の為になるよう、冥福せよ」と回向した。その後間もなくして、その墓に蝋の木が芽を出し大きくなった。人々はさては犬の霊なりと、歯痛に悩む者は塩鰯干物を供えて治癒を祈ると不思議に効験ありと、福満寺の願掛け蝋の木と広く知られるに至ったという。今は地形も変り存在していない。 |
年中行事 | 3月29日 永代法要。
7月24日 地蔵会式・施餓鬼法要
7月、8月 中旬盆供養棚経
随時 ペット動物供養施行 |
交 通 | (公共交通)津駅東口より三交バス中町下車徒歩5分。(国道23号線津市内運行バス全部可)
(車)国道23号線津塔世橋南詰西入り、または中町西入り。 |
メールアドレス |
fukumanji@mieshikoku88.net |
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