所 在 地 | 津市栄町三丁目210 |
電話番号 | 059-227-3632 |
本 尊 | 馬頭観世音菩薩 |
宗 派 | 真言宗御室派 |
真 言 | おん あみりと どはんば うん はった そわか |
開 山 | 聖徳太子 |
開 創 年 | 推古天皇二十二年(614) |
縁 起 | 寺伝によると聖徳太子(574〜622)四十二歳の時、四天王寺建立を発願し伊勢の地へ来られたが、病に罹り加えて都の母、正妃をも不例との報あり。心痛の上伽藍造営も進まず困惑のところ、太子の師僧恵慈の教示により、自ら馬頭観音を刻み、大日如来を恵慈に、阿弥陀如来を慧聡に刻ませ、鬼門の方向に草堂を建て安置し、奈良法興寺の善徳僧正を召され、除難の法を修せられた。効あって太子及び家族の病は平癒し、伽藍も順調に竣工するに至った。この時推古天皇二十六年(618)三月の初午の日であったと伝えられる。これが当山の草創であり、本尊馬頭観世音、国の重要文化財、大日如来坐像と阿弥陀如来坐像の縁起である。当時は法相宗であったといわれるが、仁治三年(1242)真言宗に属するようになった。近世に至り元和三年(1617)国家鎮護の道場に当てられ、その後間もなく藤堂家の祈願所となる。次いで二代藩主高次公は今の地に堂宇を建立、寛文十二年(1672)に完成。藤堂家の除災修法寺に当てられた。その後延宝八年(1680)三代藩主高久公より「初馬寺」なる題額を寄進され、厄除観音として興隆を見るに至った。昭和二十年太平洋戦争の津爆撃で歴史ある当山も爆破された。同二十七年、三十年に国宝仏を修理及び奉安庫、昭和五十一年に本堂の再建を完成させ今日に至っている。現在も近隣に四天王寺が建っており、往昔を思わせる。当山は聖徳太子厄除祈願所初馬寺として知られ、三月初午の日には多くの参詣者でにぎわう。
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みどころ | 重文の大日如来坐像は、木造、古色、89.4cm智拳印を結ぶ金剛界の大日如来である。面相や宝髪は古様で力強く、平安前期の作。密教芸術の作風。同阿弥陀如来坐像は、木造、古色、84.8cm、来迎印を結ぶ弥陀像で、平安後期の作。極楽浄土からの来迎を願う民意を心得た仏師の作を思わせる。二仏像とも津市には見られない秀作である。当山は伊勢西国第十七番霊場でもある。 |
年中行事 | 2月3日 節分会:星まつり
3月初午の日 初午会式:厄除祈願
7月土用丑の日 木瓜加持:諸病平癒祈願
8月二の丑の日 木瓜加持:諸病平癒祈願 |
交 通 | (公共交通)近鉄JR津駅(東口)より徒歩3分。
(車)国道23号線津駅前西入り。 |
メールアドレス |
renkoin@mieshikoku88.net |
ホームページ |
http://park16.wakwak.com/~renkoin/ |
写 真 |
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