所 在 地 | 津市一身田豊野58 |
電話番号 | 059-232-3418 |
本 尊 | 十一面観世音菩薩 |
宗 派 | 真言宗醍醐派 |
真 言 | おん ろけい じんばら きりく |
開 山 | 弘法大師 |
開 創 年 | 弘仁三年(812) |
縁 起 | 寺記によれば、弘仁三年春二月(812)弘法大師が真言密教の弘通祈念の為、伊勢神宮参拝の途路、当地で美音の鶏声を聞き、清泉湧出の吉兆を発見、ここを霊地とみて、伊勢神宮より拝領した金縄、金鶏、瓶水を山腹に納めて寺鎮とし、当寺を創設。これを以て山号を「金縄山(きんじょうざん)」と号した。後世に「金縄」と「今井」の音読が近いことで現在の「今井山」となった。本尊は十一面観音、脇侍に不動明王、毘沙門天をはじめ弘法大師、興教大師を安置する。永禄年中(1558〜70)の兵火により、一時本尊を他村へ移した事により、災禍重なり村人は再び勧請して当山へ戻し祀ったところ、以来安泰に村は栄えた、と伝記に記されている。近郷近在の崇敬を集め、豊作、豊漁、雨乞いの祈願寺でもあった。鎌倉時代、木曽義仲の臣で四天王の筆頭今井四郎兼平は暫時、当地に住み栄えたが義仲の平家討伐に呼応し、持念佛の毘沙門天王を当山に納め出陣。粟津ヶ原の合戦で戦死した故事は地区の盆踊りの歌詞にも残されている。後世に至り藤堂家の祈願所にも当てられた。往昔は、寺領も広大で、山門が今の志登茂川近く(約300m南)にあったといわれる。古刹の歴史は今日に伝えられ、「今井の観音さん」と親しまれ多くの参詣者がある。 |
みどころ | 二層の鐘楼門は左右に金剛力士像を安置、梵鐘は享保年間(1716〜36)の作で、戦時中の供出を免れたという。本堂前庭の枝垂桜は、先代住職(京都・醍醐寺長老)が退山帰坊の折、太閤秀吉の”醍醐の花見の宴”にゆかりの枝垂桜の幼木3本を譲り受け当山に移植したものであり、境内一ぱいに枝を広げ満開時には「観桜会」が催され、期間中御本尊が開扉される。
珍しい釈迦降誕と同涅槃図、両界曼荼羅軸などを所蔵。同地区の殆んどの人は今井姓を名乗っている。 |
年中行事 | 1月18日 初観音法会・21日 初弘法法会
2月3日 節分会式、星まつり祈祷会
3月初午の日 初午会式、厄除け祈祷会
3月、9月の各21日 春秋彼岸法会
3月〜4月上旬 観桜会(期間中本尊公開)
6月15日 弘法大師降誕法会
8月14日 盆供法会・18日 観音会式
8月24日 地蔵盆会式
12月18日 納め観音法会
12月21日 納め弘法法会 |
交 通 | (公共交通)近鉄JR津駅東口より三交バス高田高校前下車徒歩10分。JR一身田駅より徒歩15分。
(車)国道23号線白塚口より西へ、高田高校前バス停から北入り。 |
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