所 在 地 | 津市芸濃町椋本602 |
電話番号 | 059-265-3205 |
本 尊 | 薬師如来 |
宗 派 | 真言宗醍醐派 |
真 言 | おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
開 山 | 中興・頼弁和尚 |
開 創 年 | 文治元年(1185) |
縁 起 | 寺伝によると、延暦年間(782〜806)椋本の北方薬師山に一宇を建て、薬師像を祀ったのが始まりで、爾来村里の氏仏として奉拝され、文治元年(1185)に本格的な寺院として整備された。元和元年(1615)に至り、今の地に二股竹が繁生し吉兆の仏縁を感得、この地(瓦岡野)に薬師堂を移築し、瓦岡山と号した。さらに寛文年間(1661〜73)頼弁和尚により中興され今日に及んでいる。本尊の薬師如来は弘法大師一刀三礼の作、千手観音は恵心僧都の御自作と伝えられている。本堂は寄棟造り、向拝は密教仏堂で中央方一間を内陣としている。山門は寛文八年(1668)の建立と伝える。また当山には江戸中期の寄進と思われる大般若経六百巻が所蔵されている。境内の地蔵堂は、方形の小堂で堂々とした瓦製の露盤宝珠をあげている。内陣に修理の跡はあるが、概ね古材を残し文久以前(1861前)の古建築であるといわれている。この建物は元々ここから500m西方の灌漑用の横山池の中にあったが、池の築造時にこの地に移築された。堂内には秘仏地蔵菩薩木像、胎内仏として石造聖観音像を収めていると伝えられる。脇壇には聖観音、大日如来、阿弥陀如来来迎像が祀られている。また本堂と地蔵堂に掛かる鰐口について、両方の銘文をみると末寺であった千数寺(廃寺)との間でやりとりがあったらしく、両寺の関係を知る上で数少ない金石文として貴重である。この他、十六善神像や釈迦涅槃図を所蔵する。ちなみに開山の故地、薬師山には五輪塔の残欠や、小石仏が散在しており、伽藍地であったことを物語っている。伝承の二股竹は今は繁生していないが、昔のものが原型のまま、外陣入口に掲げられている。ほかにも古刹にふさわしい伝承が残されている。当山は東海四十九薬師第六番霊場でもある。 |
みどころ | |
年中行事 | 2月節分の日 節分会星まつり
2・7・8月の各24日 地蔵盆会
3月初午の日 初午会、厄除祈願
5月8日 釈迦降誕花祭り
8月15日 施餓鬼供養
12月第1日曜日 大般若法要 |
交 通 | (公共交通)近鉄JR津駅(東口)より三交バス椋本下車、西へ徒歩5分。
(車)国道23号線白塚口西進、津〜関線芸濃町役場より西へ約300m。 |
メールアドレス |
tonitiji@mieshikoku88.net |
ホームページ |
|
写 真 |
|