所 在 地 | 名張市蔵持町里2565 |
電話番号 | 0595-63-1620 |
本 尊 | 阿弥陀如来 |
宗 派 | 高野山真言宗 |
真 言 | おん あみりた ていぜい からうん |
開 山 | 静峯真明大和尚 |
開 創 年 | 享保年間(1716〜36) |
縁 起 | 寺記によれば、享保年間(1716〜36)蔵持村の土豪四家の一つであった田中修理大夫永吉の孫永康が谷合屋を開発して、上嶋氏を称した。永康の子上嶋定吉が信仰厚き人で、一寺建立を発願し、寺地を現在地に定め、五十坪程の堂宇を落成した。これが当山の起源である。この堂宇は現在の庫裡である。定吉が同年に没したので、五男の静峯が初代住職となった。この人が開祖となっている。寺号は南町・徳地家の屋敷内にあった長慶庵が廃絶になったので譲り受け、長慶寺と号し、寺伝では同庵にあった「三寸の黄金の弥陀像」を請けて安置したとあるが今はないようである。天保九年(1838)六世覚恵の代に尼僧の灌頂を行なったと伝えている。当山所蔵の仏像・寺宝は、本尊の阿弥陀如来はじめ、如意輪観音、十一面観音、不動明王に、開祖静峯像、三世定恵の稿「由緒書」十仏掛軸などがある。鐘楼門・梵鐘は昭和四十七年に落慶された。 |
みどころ | 本尊阿弥陀如来坐像を納める厨子は、徳川前期の作といわれ、前扉二面には勢至観音と十二天、後扉には千仏面が描かれ、台座は獅子座三重、光背には宝塔と二菩薩の種子が嵌め込まれている。貴重な絵画、工芸美術品として逸品である。境内には「いぼとり地蔵」や芭蕉句碑がある。芭蕉句碑には「香ににおへ、うにほる岡の梅の花」とあり、芭蕉がこの地を訪ねた折、うに(亜炭)の悪臭を消す梅の花(香)よ早く咲けと、うに掘る人々への情を詠んだ句と伝えられている。当山は、地元土豪の信仰から生れ、今も地元の人々に親しまれ、信仰を寄せられている。当山は伊賀四国八十八カ所第五十七番霊場でもある。 |
年中行事 | 1月1日、2日、3日 修正会
2月3日 節分星まつり
3月18日〜7日間 春の彼岸法要
6月15日 青葉まつり
8月7日 施餓鬼法要
9月18日〜5日間 秋の彼岸法要
12月31日 除夜法要 |
交 通 | (公共交通)近鉄名張駅西口より三交バス蔵持下車徒歩2分。
(車)国道368号線沿い蔵持上、県道奈良名張線入り。 |
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