番外4 桜本山 福楽寺 |
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さくらほんざん ふくらくじ |
所 在 地 | 名張市短野246 |
電話番号 | |
本 尊 | 十一面観世音菩薩 |
宗 派 | |
真 言 | おん まか きゃろにきゃ そわか |
開 山 | 大江定基 |
開 創 年 | 荘園時代(1000後半〜1100) |
縁 起 | 荘園時代(1000後半〜1100)黒田荘の頭領、大江定基が建立した寺であると伝えられる。寺院が檀家制になるのは後世のことで、平安の頃には、寺の多くは自家の繁栄を祈る豪族、荘園の実力者などが氏寺として一寺を建てたといわれる。当山もその一つと考えられている。また当地区には、かって桜本山福楽寺(当山)のほかに、松本山極楽寺(廃寺)、梅本山安楽寺(廃寺)があった。谷あいの小集落に桜・松・梅の山号と、寺号に楽の付く寺が三ヵ寺並び存在していたことは、起源に何か関連があったのではないかと思われる。東大寺続要録に当山の前身とされる、長楽寺の名があり、往古は黒田荘における八寺ではなかったかと推測されている。現在の本堂、庫裡は大正五年(1916)に再建されたもので本尊十一面観音立像、弘法大師像などを祀る。境内には鎌倉後期の五輪塔があり、古刹を偲ぶに興味深い。荘園時代の黒田荘の実力者であった大江氏の菩提寺跡が付近にある。創建以来、栄枯盛衰の時を経た今日なお近在の人々の信仰を集め、守り続けられている。毎年一月二十五日の初祈祷には参詣の区民に「きらず」(おから)の煮たのを振舞う。きらずは善いことが続く、また縁が切れずに続くという縁起であるという。五十四番の蓮花寺のある大屋戸から、当福楽寺の短野までの約四キロの間に古い道があった。これは東大寺初代別当良弁上人が開いた道とされているが、今は梅が丘住宅団地となっている。当山は平素無住であるため、参詣のおりにはあらかじめ郵便連絡をされるとよい。当山は伊賀四国八十八カ所第七十三番霊場でもある。 |
みどころ | |
年中行事 | 1月25日 初祈祷
8月16日 盆供養会式 |
交 通 | (公共交通)近鉄名張駅西口より三交バス、梅が丘南四番町下車徒歩10分。
(車)国道165号線夏見より国道368号線へ、大屋戸橋〜北西2km。 |
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