所 在 地 | 名張市大屋戸154 |
電話番号 | 0595-64-3080 |
本 尊 | 十一面観世音菩薩 |
宗 派 | 真言宗豊山派 |
真 言 | おん まか きゃろにきゃ そわか |
開 山 | 寂昭上人 |
開 創 年 | 長保年間(999〜1004) |
縁 起 | 寺伝によると、平安後期一条天皇の御宇、長保年間(999〜1004)三河守大江貞基が発心して、天台宗の高僧、恵心僧都に帰依し門弟となって修行、名を寂昭と称しこの寺を建立したのが当山の起源である。往時は諸堂完備し、十二坊寺領一四〇石を有する大寺であったと伝えられる。建保二年(1214)の記録(東大寺続要録)に「蓮花寺一段」が出ており、この文書に出ている寺は、滝屋寺、安部田寺、水越寺、千福寺、里田寺、持福寺、長福寺、大江寺、長楽寺であるが、ほとんどは所在地もわからないまま廃寺となっている。この蓮花寺だけが今にいたるまで存在している数少ない古刹である。このようなことから、当山の創建は平安時代の後期であろうと推定できる。本尊は初め大日如来であったが、のち十一面観音菩薩に代わった。いま本堂に安置されている旧本尊大日如来に次の銘があるという。「伊勢国名張郡大宿村蓮花寺本尊、奉寄進法主文識房為二世頓証也。並一門悉地成菩提祈処。法主。干時明暦二年(1656)丙申十一月十五日。時の住持誘盛開眼供養也。敬白」とある。本尊が代わった事情は明らかでないが、現本尊の十一面観音立像は、藤原末期の作品といわれる。新旧本尊が本堂に安置され、衆生を救い、人々の信仰を集めている。境内には同じ大屋戸にあった大江寺から移されたという天文十七年(1548)銘の五輪塔や、小塔が多く残されている。当山は伊賀四国八十八カ所第五十六番霊場でもある。 |
みどころ | 現在の本尊は十一面観音であるが、脇に安置されている旧本尊の大日如来は胎蔵界の大日如来で貴重な文化財である。 |
年中行事 | 1月1日 開帳護摩供
1月17日 大般若厄除祈祷
3月彼岸初日 彼岸会
8月4日 施餓鬼会
9月彼岸初日 彼岸会
12月31日 閉法要
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交 通 | (公共交通)近鉄名張駅西口より三交バス梅ケ丘口下車すぐ。
(車)国道165号線〜県道80号線大屋戸橋北上二つ目の信号左(梅ヶ丘団地方向)すぐ。 |
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