所 在 地 | 名張市黒田902 |
電話番号 | 0595-63-3173 |
本 尊 | 不動明王 |
宗 派 | 真言宗醍醐派 |
真 言 | なうまく さんまんだ ばざらだん せんだん まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん |
開 山 | 弘法大師 |
開 創 年 | 弘仁年間(810〜24) |
縁 起 | 寺伝によると、弘仁年間(810〜24)嵯峨天皇勅願による弘法大師の開創で、本尊不動明王尊は大師自ら刻み、安置せられたものと伝える。天安元年(857)實譽上人が寺坊を建立。後に伊賀国王の祈願所となり、当時は七堂伽藍、総坊舎整い寺勢は隆盛したといわれる。その後天正九年(1581)の伊賀乱の兵火によりほとんどの建物が全焼したが、本尊と少数の寺宝は裏山へ移して難を免れたという。文禄二年(1593)恵遍僧都が本堂を再建し、寺地を現在の地に移した。明暦四年(1658)当時の住職秀雄僧都により醍醐派に属した。このことにより、当山中興開山の租としている。寛文五年(1665)に名張藤堂家の、貞享二年(1685)には津藤堂家の祈願所となり、享保以後(1716〜)藩主御目見の寺院となった。明治二十八年当時(1895)は末寺十三ヵ寺を有し、寺格は真言宗中本寺に相当していたという。恵遍僧都再建の本堂は台風で倒壊し、その後宝暦六年(1756)に上棟し再建した。その本堂も二百数十年を経て平成四年改築落慶したのが現本堂である。境内には、大師堂、閻魔堂、護摩堂、弁財天堂、宝京篋印塔などが造立している。当山は仏像、仏画など寺宝多数を有する市域きっての名刹である。 |
みどころ | 建保二年(1214)の東大寺領…の文書の中に無動寺の名が記されており、鎌倉初期には有力寺院であったことが証明され、平安期に創建されたことは、史料の上からも推定される。本尊不動明王立像(木造、彩色、97.1cm、平安期作)は国の重要文化財に指定されている。阿弥陀如来来迎図(鎌倉期作)、両界蔓荼羅(鎌倉期作)は市の文化財である。境内の石造十三重塔は(文明七年・1475建立・空徹)の銘がある。また国内では希少な多羅葉樹の木や、直径5mを超える榧(かや)の大木が枝葉を広げ、その葉ずれの音に幾星霜を経た風格を聴くようである。当山は伊賀四国八十八カ所第五十三番霊場でもある。 |
年中行事 | 旧暦2月1日 大般若法要
8月5日 施餓鬼法要 |
交 通 | (公共交通)近鉄名張駅西口より三交バス中才下車徒歩10分。
(車)国道165号線黒田大橋越、1km西。 |
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