所 在 地 | 名張市安部田2200 |
電話番号 | 0595-63-3172 |
本 尊 | 千手観世音菩薩 |
宗 派 | 真言宗豊山派 |
真 言 | おん ばざら たらま きりく |
開 山 | 大法印祐真 |
開 創 年 | 室町末期(1450〜1570) |
縁 起 | 名張市史によれば、当山は文化十二年(1815)二月の火災で本堂、庫裡など全焼し古記録類等残存せず縁起の詳細は不明であるが、中興第一世祐真をまつる五輪塔が現存し「弘治元年(1555)九月十八日、年八十二」の銘があるところから、室町末期(1450〜1570)に再建中興されたことは確かであると記されている。本山長谷寺の直末寺で談林(寺院の学問所)の資格を有し、十ヵ寺以上の末寺があったという。本尊の千手観音は往古坂ノ下の千福寺より移されたといわれ、千福寺は建保二年(1214)「東大寺領庄々田数注文」に寺畠一段と出ている。前述の火災で「焼失」と「難を免れた」の二説あるようだが、古来より当山は本尊に千手観音を奉じていたことには変りはない。現在の本堂は明治三十六年(1903)に造営されたもので、本尊千手観音に脇侍として持国天、増長天、広目天、多聞天の四天王を安置。境内の不動堂は、末寺の中泉寺が明治初年廃寺の際、当山へ移されたもので不動明王を祀る。鐘楼堂の梵鐘は昭和二十三年に新造され奉納されているが、以前のものは享保年間(1716〜36)奉納五位田村杉田六兵衛の銘があったという。 |
みどころ | 旧の庫裡は文政二年(1819)に建てられたものであったというが、昭和四十八年(1973)弘
法大師千二百年誕生記念事業で大修理が行われ、のち興教大師八五〇年遠忌記念事業として、平成五年に再建された。当山は古来より、千手観音、不動明王を中心に近在の信仰厚く今も、大般若会、柴灯護摩祈祷など願望成就祈願に多くの人々が訪れる。大晦日の除夜の鐘は参詣者が撞くことができ、この日には甘酒などが振舞われ、親しまれている。当山は伊賀四国八十八カ所第五十二番霊場、伊賀準西国三番霊場でもある。 |
年中行事 | 1月下旬 節分星供、特別祈祷
2月下旬 大般若会、柴灯護摩祈祷
6月中旬 青葉まつり、釈尊両祖大師降誕会
8月9日 施餓鬼供養
8月18日 地蔵盆、盆踊り、水子供養
12月31日 除夜の鐘 |
交 通 | (公共交通)近鉄名張駅西口より三交バス、安部田下車徒歩2分。
(車)国道165号線沿い。 |
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