所 在 地 | 名張市夏見1163 |
電話番号 | 0505-63-1392 |
本 尊 | 薬師如来 |
宗 派 | 真言律宗 |
真 言 | おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
開 山 | 中興 忠遍大僧都 |
開 創 年 | 聖武帝御宇(724〜49) |
縁 起 | 名賀郡史によると「当山は聖武天皇の勅願所で、東照院と号し、現在地より500m南にあったが、天正伊賀乱の兵火で焼失し現在地に移った」とある。また建保六年(1218)の東大寺文書に「僧善巧が東大寺に作田二反を寄進、その内一反が福田院田である」と記され、この福田院が福典寺ではないかと考えられている。とすれば鎌倉初期には既に存立していたことがわかる。記録によれば、大僧都忠遍を中興の祖としている。この方の没年は慶長十五年(1610)である。この頃街道筋にある長谷寺との関係も深く、長谷寺十ヵ寺の一つに数えられていたという。その後元文四年(1739)に本堂を改築。以後三十数年の間に宝篋印塔や大般若経の寄進があり、江戸時代の盛んな信仰の歴史を伝えている。また明治維新の神仏分離の際、積田神社の別当寺大五龍寺の本尊十一面観音は当寺に移され、秘仏として尊像は守られてきた。現在の本堂は昭和四十六年(1971)に新築された。大師堂は昭和十二年の建立である。当山に奉られている仏像は本尊薬師如来三尊、不動明王、弘法大師、興教大師、十一面観音などである。涅槃画像、両界曼荼羅、大般若経などの寺宝を所蔵。現住職は開山中興から数えて三十五世と言われ地域との触れ合いを大事にして、檀信徒の信仰も厚く歴史を伝える古刹である。 |
みどころ | 当初男山にあった東照院は、当山より南八百mの所で、聖武天皇の旅宿に定められたという由緒ある寺院であった。現在の場所も昔は大内上荘村といい、荘園の一角だったことが伺える。境内に造立の宝篋印塔は延享四年(1747)、宝暦五年(1755)のものと室町期のものと計三基が造立されている。高さ約三m程の巨大なもの。江戸時代寄進の梵鐘は戦時供出し、戦後檀家より奉納されたものである。当山は伊賀四国八十八カ所第四十七番霊場でもある。 |
年中行事 | 元旦 初祈祷
8月6日 施餓鬼供養
3月、9月彼岸 無縁仏塔大供養
毎月17日 月例観音講 |
交 通 | (公共交通)近鉄名張駅東口より三交バス夏見下車徒歩5分。
(車)国道165号線、名張夏見糸川橋南。 |
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