所 在 地 | 伊賀市種生1269 |
電話番号 | 0595-55-2454 |
本 尊 | 釈迦如来 |
宗 派 | 真言宗豊山派 |
真 言 | なうまく さんまんだ ぼだなん ばく |
開 山 | 印通法師 |
開 創 年 | 文明八年(1476) |
縁 起 | 寺伝には文明八年(1476)印通法印により開山されたとある。当山の住職過去帳に室町時代の長享二年(1488)初代快有が没せらるとあるが、快有と印通は同一人であるとの見方もあり、いずれにせよ当山の創建はこの頃と推定される。明治維新までは当地種生村の氏神鹿島神社(現種生神社)の別当寺であった。これは同神社最古の棟札に「永正二年(1505)印通」坊の筆記があり、十六世紀初めに当山が存在していたことがわかる。本尊は釈迦如来、ほかに薬師如来三尊、十二神将が本堂に安置されている。本堂は弘化三年(1846)に再建され、老朽化したので昭和三十五年(1960)に改築された。当山には、天平写経の国の重要文化財大般若経五九五巻が、昭和四十七年に建てられた収蔵庫に経櫃と共に大切に保管されている。天平、平安、鎌倉、江戸の各時代にわたって書写され、奥書に伊勢神宮への願文がある。初期神仏習合を物語る貴重な資料である。また奈良時代から江戸時代にいたる書写文字の変遷も知られ、伊賀地方で奈良時代の経文の伝わっているのは、当山の大般若経のみで、重要な資料となっている。無縁墓地にまつられている板碑は、享禄三年(1530)の銘があり、町指定文化財になっている。 |
みどころ | 当山の前から徒歩で十五分程の国見山に向うと「兼好法師遺跡公園」に着く。徒然草の作者兼好法師が身を寄せていたという草嵩寺跡がある。草嵩寺廃寺のあと兼好法師画像、兼好と人略伝、兼好歌集、徒然草読解などが当山に保存されている。法師を偲んで当山に参詣、同公園を散策する人が多い。兼好法師画像は三重県の文化財、兼好塚と草嵩寺跡は町の史跡に指定されている。当山は伊賀四国八十八カ所第四十三番霊場でもある。 |
年中行事 | 1月21日 初大師、御影供
2月11日 大般若会
8月5日 施餓鬼会
8月15日 会式
12月21日 終大師御影供
毎月21日 弘法大師御影供
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交 通 | (公共交通)近鉄青山駅より三交バス 種生支所前下車徒歩1分。
(車)国道165号線青山町縄橋より県道青山美杉線入り。 |
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