所 在 地 | 伊賀市寺脇803 |
電話番号 | 0595-52-1033 |
本 尊 | 地蔵菩薩 |
宗 派 | 真言律宗 |
真 言 | おん かかかび さんまえい そわか |
開 山 | 真慧律師 |
開 創 年 | 文永四年(1267) |
縁 起 | 寺伝によれば、文永四年(1267)亀山天皇の勅により創建され、能作障の玉をここに蔵された。このことが寺名宝厳寺の由来となっている。開基は真慧律師にして、本尊子安地蔵菩薩は小野篁一刀三礼の作と伝え、御丈一寸八分(約5.5p)の秘仏で、創建以来同地にあった地蔵堂に祀られていた尊像と伝えられる秘仏である。当山は弘法大師伊勢参宮時の宿坊であったといわれ、大師(空海)作の寺宝が多く残されている。不動三尊仏は空海作。十二天十三仏、地蔵三尊、紺紙金泥の曼荼羅弥陀三尊など空海の画いたものといわれている。往時は熊野、弁天、八幡の三祠を伽藍神とし、七堂伽藍、寺領七百石、六子院を有する大寺であったが、天正の兵火で殆どが焼失してしまった。僅かに奥之院、護摩堂、鐘楼と本尊の子安地蔵は難を免れることができた。のち本堂等再建され今日に至っている。本堂横の観音堂は昭和三十四年(1959)に新築落慶されたが、近代的な鉄筋コンクリート造り、耐火耐震のものである。ここに安置の十一面観音立像は、椎木造り、彩色、像高169.3p、姿勢や面相に古様を留め、平安前期の優作として国の重要文化財に指定されている。当山下、参道入口付近には老松のかげに苔むした古石像が数基造立されており、古刹の風情をただよわせている。 |
みどころ | 近鉄青山町駅から徒歩で十五分程行くと当山下に着く。南無大師遍照金剛の幟の並ぶ参道を通り、石段を登ると自然林に包まれた境内に至る。南面には緑の山々、山麓には阿保一円に広がる家並みが一望に見える。往時の寺容がみられないのは残念であるが、参詣者も年々増え、周辺には寺脇古墳群もあり、参詣と歴史散歩に訪れる人が多い。
当山は伊賀四国八十八カ所第二十二番霊場でもある。 |
年中行事 | 1月第4日曜日 大般若会
4月24日 大般若会
8月5日 施餓鬼供養
8月17日 地蔵菩薩会式 |
交 通 | (公共交通)近鉄青山駅より徒歩15分。
(車)国道165号線寺脇より北入り。 |
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