第三十四番 平野山 金蓮院 佛土寺 |
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ひらのさん こんれんいん ぶっとじ |
所 在 地 | 伊賀市東高倉3444 |
電話番号 | 0595-21-3355 |
本 尊 | 阿弥陀如来三尊仏 |
宗 派 | 真言宗豊山派 |
真 言 | おん あみりた ていぜい からうん |
開 山 | 不詳 |
開 創 年 | 承安二年(1172) |
縁 起 | 本尊阿弥陀如来坐像に「奉造立、承安二年十二月二十九日」と明記されている。これにより当山の開祖は、本尊が安置されたこのとき承安二年(1172)ではないかと考えられる。本尊ならびに脇侍の日光菩薩、月光菩薩は天正の兵火の際、寺下の池(阿弥陀池という)に避難させ焼失を免れたといわれる。この阿弥陀三尊は共に平安後期の作で、国の重要文化財に指定されている。天正兵火後は容易に再興ならず、仮本堂にて尊像を安置、代々住職、信者により護り継がれてきた。現在の本堂は大正十四年(1924)に再建され、各尊像を安置し今日に至っている。境内には鎌倉時代作の石造多宝塔(高さ5.7m)と雁塔(高さ4.7m)が造立されている。この両塔は国内でも珍しく、共に県の重要文化財になっている。この多宝塔は、その昔釈尊修行中多宝如来の全身舎利を安置せる宝塔が空中に出て、塔内により声を発したという。釈尊はこれを賛嘆、以来福徳円満、世の安楽のためこの塔を建立された。雁塔は昔、大唐の三蔵法師が修行中、極度の空腹で空飛ぶ雁を見て「食充すべし」と念じたところ、一羽の雁が落下して捧げたという。法師は雁の菩提を弔い塔を建立したといわれる。このほか十二天屏風一双、水晶五輪塔(二点とも県文化財)など寺宝が所蔵されている。
往昔は寺領五百石を有し、伊賀八大寺の髄一といわれ、今も大寺の面影を伝えている。当山は伊賀四国八十八カ所第六十九番霊場である。 |
みどころ | |
年中行事 | 1月12日 覚鑁講
8月7日 大施餓鬼会
8月15日 精霊送り
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交 通 | (公共交通)近鉄新居駅より徒歩15分。
(車)名阪国道上野東ICより北進、国道422号線近鉄新居駅西入り。 |
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