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第三十二番 松涼山 善福院

しょうりょうざん ぜんぷくいん

所 在 地伊賀市上野寺町1176
電話番号0595-21-2140
本  尊十一面観世音菩薩 宗  派真言宗豊山派
真  言おん まか きゃろにきゃ そわか
開  山不詳 開 創 年天平年間(729〜49)
縁  起縁起の詳細は明らかでないが、寺伝によれば本尊の十一面観音立像は、大和長谷寺の本尊(十一面観音立像、高さ1018cm)の試し作の尊像であると伝えられている。このことから考えると当山は、天平年間(729〜49)には存在していた古刹であることが伺い知れる。本堂には本尊はじめ、柳谷観世音立像、地蔵菩薩座像などが安置されている。境内には、歓喜天を祀る聖天堂、本堂前に享保四年(1719)造立の宝篋印塔がある。このほか大正十一年(1922)建立の石造十三重塔、白龍王神、八大龍神と刻まれた石造碑が造立されている。また樹齢400年といわれた松の大木が昭和36年の台風で倒木したので、信徒の寄進により老木を偲び「影向の松」と称し、境内の一隅に三代目が植えられている。山号の「松涼山」ふさわしい松に育つようにとの念願が伝わってくる。当山は、寺町と新町の中間にあり、境内を通って両町へ行ける通路があって、近くの人々が利用し、通り抜けができるところから「ゆきぬけ寺」の名があり、町の人々に親しまれている。観音菩薩、地蔵菩薩、歓喜天尊を主に祀り、庶民の寺として、多くの壇信徒の信仰厚く、古刹を今日に伝えている。当山は伊賀四国八十八カ所第七十六番霊場になっている。
みどころ 
年中行事 
交  通(公共交通)近鉄広小路駅より徒歩5分(車)名阪国道上野東ICより国道422号線へ、北進1.5km 
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写  真 外観