所 在 地 | 亀山市安坂山町2033-1 |
電話番号 | 0595-85-0729 |
本 尊 | 千手観世音菩薩 |
宗 派 | 真言宗御室派 |
真 言 | おん ばざら たらま きりく |
開 山 | 仙朝上人 |
開 創 年 | 延喜十年(910年) |
縁 起 | その昔、醍醐天皇(在位897〜930)の夢枕に「私は伊勢の鶏足山に住む者である。今この国は謀反の徒、盗賊の徒が神社仏宇を焼き、略奪をほしいままにしている。国乱れ、民は困窮にあえいでいる。この災禍をあわれみ、自ら三宝に帰依し、国の安泰をはかるべし。民の幸せは信仰にあり」と不思議なお告げがあったという。醍醐帝は早速、勅使に確かめさせたところ、鶏足山上の一堂宇に千手観音像が厳然と祀られていたとの報告に「霊夢は正夢であったか」と驚嘆され、仙朝上人を中興開山として遣わし、諸国の銘木を集めて、諸堂宇伽藍を建立させられた。延喜十年(910)4月7日に完成し、開帳法要されると五穀豊穣したので、爾来今日まで4月7日を縁日とし、法要を続けている古刹が現在の鶏足山野登寺(上寺)である。創建当時、醍醐天皇勅願所となり、寺領三百貫を受領したと伝えられ、寺運は順調に興隆したが、天正十六年(1588)の3月、二十七世実盛上人の時、兵火により堂宇は消失する。慶長六年(1601)二十八世盛栄上人が、亀山城主関長門守一政候より寺領の寄進をうけ、堂宇を再建した。当山下寺(里寺)は享保二年(1717)亀山城主板倉重治候が上寺に模して同家の祈願所として建立したものである。以後代々の城主は上寺、下寺への信仰厚く、寺領寄進、協力を惜しまなかったという。4月7日伝統の縁日には多数の参詣者で賑わう。 |
みどころ | 当山上寺へは約8km、徒歩では約2時間程要する。乗用車では下寺より市道経由でNTT専用道路に入り約20分で上寺駐車場に着く。徒歩5分程で本堂に至る。上寺本堂までの細い道には、巨大な杉木立があり、その下に西国三十三所の観音様が小さな石室に安置され、並んで造立されている。本堂、庫裡、鐘楼は昭和46年3月、亀山市の文化財に指定されている。当山は伊勢西国三十三所第二十三番霊場でもある。納経印は下寺でうけることができる。 |
年中行事 | 2月3日 節分星供(下寺)
4月7日〜8日 縁日 五穀祭(上寺)
8月9日午後9時 十日観音 護摩祈祷(上寺)
8月15日 施餓鬼供養(下寺) |
交 通 | (公共交通)JR亀山駅より亀山市自主運行バス石水渓口下車徒歩5分(下寺へ)(車)国道1号線亀山駅より石水渓線西入り |
メールアドレス |
yatouji@mieshikoku88.net |
ホームページ |
http://homepage3.nifty.com/yatoji/ |
写 真 |
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