所 在 地 |
鈴鹿市長沢町872 |
電話番号 | なし |
本 尊 | 大日如来 |
宗 派 | 真言宗大覚寺派 |
真 言 | おん あびらうんけん ばざら だとばん |
開 山 | 不詳 |
開 創 年 | 江戸初期(1600年代) |
縁 起 | 当山は、古来より長沢町(村)の氏寺として、また厄除けの寺院として地元の厚い信仰と、尽力により今日まで維持継承されてきた。縁起については寺記録など消失して詳細なことはわからないが、寺に残されている住僧の位牌によると「寛永十三年(1636)1月18日寂、大法師覚応覚永大和尚」と記されているが一番古く、この記録から考えると、江戸初期(1600年代)には存在していたことがわかる。また本堂向拝の軒を支える柱の上にのる組物、その上にのる横木、技を凝らした彫刻もみられ古建築の美を呈している。本堂には、江戸初期の作といわれる本尊大日如来像、脇侍として馬頭観音像、弘法大師像が安置されている。このほか「秘仏大聖歓喜大自在天神」と表記された円筒形の厨子内に納められた尊像を、秘仏として珍重に祀られている。左右後方には千体仏が安置されている。当山は延宝七年(1679)亀山藩より寺領の寄進をうけた旨の記録が地史九々五集に記されている。当時は城主の加護もあり、寺運は多いに栄えたと伝えられている。境内には、西国三十三観音石像を安置する観音堂、鐘楼堂が造立されている。境内西面に往昔の小石仏が集められ古刹を思わせる。鐘楼堂の梵鐘は昭和24年地元信徒により寄進されたものである。当山は古来より厄除諸願成就の行事として、毎年3月初午の日に、馬頭観音様の手に紅白の網を握らせ、堂外まで垂らし参詣者はその網を持って祈願をする「お手引き観音行事」が今に伝わっている。当日は老若男女を問わず、近郷から多くの参詣者が集る。この馬頭観音菩薩は激しい怒りの表情をみせる像が多い。「やさしい顔で諭しても聞き入れない人々を叱りつけて教え導き、一方あ旅の安全と牛馬の救済にあたる」という観音様で、ここ長沢町の人々が厄除けに、農耕に無事繁栄を祈る祈願寺である。平素は無住寺で、納経印は本堂前に置かれている。 |
みどころ | |
年中行事 | 1月1日 初年初詣
3月初午の日 初午厄除護摩祈祷、お手引観音行事
9月28日 諸願成就護摩祈祷 |
交 通 | (公共交通)近鉄四日市駅又はJR亀山駅より三交ハバス、長沢下車徒歩3分(車)国道1号線亀山より国道306号線を北進、約12km 長沢三交バス停より徒歩3分 |
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