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番外1 高富山 瑠璃光院 石薬師寺

たかとみざん るりこういん いしやくしじ

所 在 地鈴鹿市石薬師町1
電話番号059-374-0394
本  尊薬師如来 宗  派真言宗東寺派
真  言おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
開  山泰澄大師 開 創 年神亀三年(726)
縁  起縁起によると神亀三年(726)泰澄大師が当地の森の中で一巨石の出現に出会い、薬師如来が衆生利益のため示現されたものと悟り、一草庵を設け恭敬供養なられた。これが当山の開創である。弘仁三年(812)弘法大師が自ら薬師如来を刻み、開眼供養をなされた。これにより人々の信仰は高まり、嵯峨天皇(在位809〜23)は勅願所とし、荘厳広大な大寺院を建立され、高富山西福寺瑠璃光院と号し四方崇敬の精舎と仰がれる程であった。然るに天正の兵火により一朝にして悉く焼失してしまった。もとより本尊は灰燼の中に赫々として存立されていたといわれ、住僧の円賢は仮堂を営み、丁重に供養なされた。慶長六年(1601)神戸城主一柳直盛公は信仰厚く、諸堂宇を再建せられた。現在の本堂はこの時のものである。本堂内には秘仏本尊薬師如来(市指定文化財)。紀州徳川家寄進の脇侍日光菩薩、月光菩薩ほか、十二神将、地蔵菩薩、大日如来、不動明王を安置。大師堂には知恵弘法と呼ばれる弘法大師像を奉安し、本尊はじめ各尊像の霊験顕著なりと、諸願成就の参詣者が多い。当山寺号は元和二年(1616)東海道五十三次の宿場石薬師にちなみ、高富山瑠璃光院石薬師寺と改称され今日に至っている。当山は、厄除古刹霊場として全国的にも名高い。
みどころ江戸時代参観交替で城主が道中安全祈願をしたことは有名で、石階段に丸みをつけ、足元に支障のない様に配慮したという石段が今も残っている。名匠広重が東海道五十三次風景に石薬師全景を画き、広く全国に知られ今日に伝えている。文人等の参詣も多く、境内に芭蕉の句碑がある、当山は西国薬師第三十三番霊場、鈴鹿七福神恵比寿霊場である。
年中行事1月1日〜3日   修生会〜3月20日まで進学祈願
1月8日      初薬師供〜2月末まで厄除祈願
3月21日     弘法大師正御影供
4月8日      大般若仏生会、花まつり
5月8日、9月8日 諸願成就護摩祈祷
7月16日     閻魔尊大施餓鬼会式
12月20日     御本尊開扉おすす取り
交  通(公共交通)近鉄四日市駅〜近鉄平田町駅間三交バス上田口下車徒歩5分
(車)国道1号線石薬師より、道路沿い
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