八十八ヶ所寺院リスト ホーム ホーム


第二十一番 泰平山 府南寺

たいへいざん ふなんじ

所 在 地鈴鹿市国府町2548
電話番号059-378-0539
本  尊阿弥陀如来、千手観世音菩薩 宗  派真言宗御室派
真  言おん あみりた ていぜい からうん
おん ばざら たらま きりく
開  山聖徳太子 開 創 年飛鳥時代(574〜622)
縁  起当山は、泰平無量寿寺と補陀落山府南寺とが、天正の兵災後合併して泰平山府南寺と号し、今日に至っている。縁起によれば、両寺共聖徳太子(574〜622)草創に係る古刹と伝えられる。往昔の無量寿寺の本尊阿弥陀如来は、伊勢皇大神宮の本地仏と言われる。後宇多天皇(在位1274〜87)の御宇・奈良西大寺の高僧覚乗上人が伊勢皇大神宮の真の内証を奉伺したところ、「国府の弥陀三尊なり」とのお告げを蒙り、山主良範法上人と大般若会を厳修すると尊像は光明を放ち、不思議にもお告げのお姿と同じであり、仏徳を新たにしたと伝えられる。爾来「国府阿弥陀」と呼ばれ今に伝えている。また府南寺は、聖徳太子が伊勢神宮ならびに雨宝童子(天照大神の変現)の神告をうけ、当地を訪れ千手観音像を刻み、七堂伽藍を建立され、国府の南に当たることから府南寺と名付けられたと伝えられる。前述の阿弥陀如来と、この千手観音菩薩が現在の泰平府南寺の本尊として祀られている。仁王門の金剛力士像は鎌倉時代末期の作とみられ桧材、寄木造り、像高2.12mの立派なもので、国の重要文化財に指定されている。境内正面が觀音堂、右奥に阿弥陀堂がある。国府の阿弥陀・国府観音と呼ばれ信仰を集めている。当山には覚乗上人の竹布御袈裟、後奈良天皇御震筆、雨宝童子像、親鸞上人筆六字名号など往昔を偲ぶ寺宝、霊宝が多く所蔵されている。病災消除、開運祈願等諸願成就の参詣者が多い。駐車場東隣にアイナシの木がある。日本に二本しかないという珍種で天然記念物である。当山は伊勢西国三十三ヵ所第十八番霊場である。
みどころ 
年中行事2月節分の日 星供祭
2月21日  大般若会修行
3月初午の日 初午会
5月1日   大黒天、福徳祈願
土用丑の日  胡瓜封じ
毎月15日  阿弥陀三尊御縁日
毎月18日  観世音菩薩御縁日 大護摩供祈祷
毎月21日  弘法大師八十八所霊場供
年間     地祭祈祷、病災消除、厄除開運祈祷、疳虫封じなど諸願成就の祈祷施行
交  通(公共交通)近鉄平田町駅より三交バス国府下車徒歩3分(車)国道23号線サーキット信号西入り
メールアドレス   ホームページ http://funanji.jp/
写  真 外観