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第二十番 薬王山 医王殿 妙福寺

やくおうざん いおうでん みょうふくじ

所 在 地鈴鹿市徳居町2040
電話番号059-372-1261
本  尊薬師如来・阿弥陀如来 宗  派高野山真言宗
真  言おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
おん あみりた ていぜい からうん
開  山行基菩薩 開 創 年奈良時代後期(724〜49)
縁  起縁起によれば、聖武天皇(在位724〜49)の勅により行基菩薩が、薬師如来と阿弥陀如来の二仏像を彫刻し、ここに安置したのが当山の始まりと伝える。薬師如来を祀ることから山号を薬王山と号することになったといわれている。のちに弘法大師(774〜835)が開眼供養されてより真言宗に属することになり、近在の信仰厚き長者の協力を得て、党宇、仏殿は壮観であったという。惜しいことに永禄年間(1558年〜70)の織田信長の兵火により、堂宇は焼失した。幸いにも、各尊像は難を免れ今日に伝えている。現在の本堂は江戸時代に建立されたものである。本尊は、行基が二尊像を刻まれた縁起により、薬師如来と阿弥陀如来の二尊並立になっている、当山に安置の大日如来坐像二体と、釈迦如来坐像は共に藤原時代の作で、国の重要文化財に指定されている。境内には大師堂があり、弘法大師をお祀りしている。本堂はやや古びているが、そこに安置の重文、三体の大坐像はみごとなものである。
みどころ国指定重要文化財
釈迦如来坐像 木造素地 109cm 藤原期作
大日如来坐像 木造彩色 150cm 藤原期作
大日如来坐像 木造彩色 147cm 藤原期作

聖観音菩薩坐像 木造黒色 藤原期作(文化財指定はありませんが、決して遜色の無い優れた坐像です。)
本尊御開帳法要 毎年8月8日〜12日(連日息災護摩祈祷)
本尊御開帳のとき最終日の8月12日には、「薬師踊り」と言われる踊りが、徳居町の町内有志により結成されている「薬師踊り保存会」によって奉納されます。境内にやぐらを立てて、その周囲を回りながら踊るものです。毎年お参りの人たちでにぎわいます。夏の夜の祭り。なお、開帳期間を「薬師祭り」と言います。
年中行事1月21日      初大師法要
2月・6月第2日曜  二六の祈祷
2月初午の日     初午護摩祈祷
4月8日       仏生会 花まつり
8月8日〜12日   本尊御開帳、薬師大祭(連日息災護摩祈願)
8月16日      大施餓鬼法要
12月21日     納め大師法要
毎月8日       月例薬師講
交  通(公共交通)近鉄白子駅より鈴鹿市コミュニティバス「徳居」下車徒歩8分
メールアドレス myoufuku@mecha.ne.jp ホームページ  
写  真 外観