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第六番 生桑山 信貴山別院 千福寺

いくわさん しぎさんべついん せんぷくじ

所 在 地四日市市生桑町1825-1
電話番号059-331-5733
本  尊毘沙門天王 宗  派真言宗
真  言おん べいしら まんだや そわか
開  山行基菩薩 開 創 年天平八年(736)
縁  起天平八年(736)聖武天皇(在位724〜49)の勅命により、行基菩薩が長松山、永代寺を建立された。(現在の四日市商業高校付近)。永代寺は、のちに栄枯盛衰をたどり、寺運衰退のうえ消失してしまったと伝えられる。鎌倉時代後期(1300〜)に至り、京都東福寺の虎関国師は伽藍復興を発願され、永代寺寺領内であった現在地に石仏の毘沙門天王を奉祀され、当山を再興、同国師を中興の祖とされている。その後明治維新の廃仏毀釈の折、伊勢国密厳寺の定峯和尚が自ら、当山へ毘沙門天(現在の本尊仏)を奉持された。昭和33年(1958)に本尊の仏縁により、毘沙門天の総本山大和信貴山の四日市別院、千福寺として再興する。昭和52年(1977)には新本堂が建立され、信貴山ゆかりの「いくわの毘沙門さん」として、広く知られ、今日に至っている。本尊の毘沙門天像は、鎌倉中期の作で県の指定文化財になっている。毘沙門天は多聞天とも呼ばれ、独立して守護神としても、施福神としても信仰を集めている。
みどころ当山は、当初の永代寺のあったところから、北へ1キロほどの生桑地区の高台にある。本尊は桧材による寄木内ぐりの技法。玉眼、肉身、髭、頭髪などそれぞれ彩色。像高81.1cm。右手に鉾、左手に宝塔、腰を左にひねって左方をぐっとにらむ、毘沙門天立像である。運慶に学んだ慶派仏師の作と言われ、四日市に残る鎌倉時代彫刻を代表する逸品といわれている。また当山は伊勢七福神霊場(毘沙門天)でもある。
年中行事1月1日〜3日    修正会
4月8日       花まつり
5月8日、11月8日 本尊御開帳
7月盆        施餓鬼供養
12月31日     終法要
交  通(公共交通)近鉄四日市駅より三交バス毘沙門前下車徒歩10分
(車)国道1号線中部より西進、国道477号線(湯ノ山街道)を右折(案内板「いくわ毘沙門山」)いくわ橋を渡り北西2km小高い山の上
東名阪四日市IC出口左折、国道477号線市内方面へ6.5km
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写  真 外観