所 在 地 | 桑名市地蔵455 |
電話番号 | |
本 尊 | 延命地蔵菩薩 |
宗 派 | 高野山 真言宗 |
真 言 | おん かかかび さんまえい そわか |
開 山 | 不詳 |
開 創 年 | 不詳 |
縁 起 | 開基は不詳、旧記によると真言宗の寺院として、桑名小貝須崎に建立され、本尊地蔵菩薩を祀り、人々の信仰を集めてきたと伝える。古来から「浜の地藏さん」と呼ばれ親しまれている。桑名藩主松平定綱公が寛永十年(1633)本堂再建の記録があるところから、それ以前に存在していたことがわかる。天正十三年(1585)から寛文九年(1669)にわたり、大地震や台風等に遭い崩壊と再建、移築を繰り返してきたと伝えられる。藩主代々の帰依深く、その都度寄進があり、修築本堂再建などが行われてきた。宝暦年中(1751-64)から堂前に常夜灯が設けられ、旅人の目印となり、七里の渡しを旅する人々は必ず道中安全を祈り、参詣に立ち寄ったといわれる。海上安全・大漁祈願の浜地蔵として、現在に至っているが、昭和34年9月の伊勢湾台風により堂宇、諸仏像など一切流失してしまい、住職一家も犠牲になるなど大被害を蒙った。昭和46年に至り、近郊の熱望により再建し、新本尊を安置、開眼供養し今日に至っている。再三の再建、移築或いは揖斐川の工事などにより、旧蹟の地は河洲の中となり、現在地に移った。 |
みどころ | 当山は古来より、伊勢湾口の堤防傍にあり「浜地蔵」として旅の人、土地の人々に親しまれ信仰を集めてきたが、海浜近くにあるため、台風等による被害をうけやすく、数度の再建、移築を繰り返し今日に至っている。とくに伊勢湾台風では本尊の石仏寺蔵等も流出していまだに発見されていない。住職一家の犠牲という悲しい歴史が残った。その後地元の熱意により再興し近卿の人々に守り続けられている。これらの歴史を偲んで参詣するとよい。また同地は、桑名教育委員会指定史跡「芭蕉野ざらし紀行」跡として知られている。
(主碑)白魚句碑 高さ4m、巾1.5m
明ほのや しら魚白き 事一寸 芭蕉
ほか、白魚塚 桑名時雨蛤商組合建、魚介供養、麦林句碑、千鳥句碑など六基建植されている。なお流没後発見された庚申塚も再建立されている。納経印は一番大福田寺でうける。 |
年中行事 | |
交 通 | (公共交通)近鉄JR桑名駅東口より三交バス赤須賀下車徒歩15分(車)国道1号線中央町より東進2km |
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